プレス金型に関する基本情報

順送金型

「順送金型」は「単発金型」と異なり、3~16程度のプレス加工が一体になった金型の仕組みです。

単発よりもスピーディーにプレス加工を行えますので、生産性が高く、オペレーターの人数も少なくて済みます。

また、材料はシート材ではなくコイル材を使いますので、材料も一度セットすれば自動的にプレス機に送られ搬送されます。

一般的に金型は非常に大きなサイズとなり、金型の総コストは単発よりも高くなります。

そのため、月間の生産数で10,000個程度以上の量産品、コスト低減が求められる製品に使用されます。エレクトロニクス、家電製品、自動車部品、オフィス家具用部品等の量産製品に利用されます。

林技研ではこの「順送金型」を主に取り扱っています。

トランスファー金型

「トランスファー金型」は「単発金型」を複数組み合わせた金型を一体化したもので、工程間をアームが順番に材料を送りながら一貫加工するものです。

単発よりもスピーディーにプレス加工を行え、フープ材を使った自動搬送なので、生産性が高く、オペレーターの人数も少なくて済みます。一般的に金型は非常に大きなサイズとなり、金型の総コストは単発よりも高くなります。

順送よりもプレススピードは早くなく、型コストが大きくならないため、中ロット製品に向きます。また、工程間で金型が分かれているため補正等のしやすさではメリットがあります。

サーボプレス

プレスのマシンには「サーボプレス」と「油圧プレス」の大きく2種類があります。

「油圧プレス」は、油圧の力を利用して~200トンクラスのせん断力を発生させます。しかし力のかけ方は細かいコントロールができません。そのため破断面のダレ、バリなどが大きく発生したり、順送では深絞りの破断が起きたりするリスクが高まります。

一方の「サーボプレス」は加圧するスピードをコンピューター制御することで、プレスの加圧動作(モーション)を細かくコントロールしやすくなります。対応した金型を使うことで、プレスの抜きダレ、バリなどを少なくしたり、深絞りの破断を防いだりすることができます。せん断するときだけ動作を遅くしたり、細かく振動させるなどし、また材料に接していないときは加速するなどして生産性を高めることができます。

サーボプレスは油圧プレスに比べて構造が複雑なため設備コストは高くなりますが、一般的に複雑形状、量産品においては品質面で大きなメリットがあります。